いま日本は海外から文化や食文化でとても注目されており、ソーシャルメディアを通じ、観光客もうなぎ上りといえます。ムスリムも2016年に70万人を超え、2020年には140万人に達するという予想がされています(ジャパンムスリムトラベルインデックス2017(JMTI))。
日本の文化に触れたい、日本独自の食文化を楽しみたいという海外の方が大勢いらっしゃいます。
ですがいざ日本に来ても、結局見ただけで食べられない、宿泊施設に困るなど旅行に問題があると感じるムスリムが多数いらっしゃいます。それは、日本においてハラル対応やハラルメニュー、ハラル商品が数少ないことにあります。
全くハラルという言葉すら聞かなかった頃と違い、日本のハラルは幾分か増えてきましたが、都内や大きな観光地に限っていて、海外の方が訪日をあきらめる原因の一つにもなっています。
また在日外国人日本に在住するムスリムや留学生、新しく日本で勤労する方などは、食べること、出かけることにまだまだ苦労が多いのが現状です。
日本人にとっても、ハラル食は健康食であると言えます。健康ブームの昨今、オーガニック・ビーガンと共に、私たちも気軽に食べれるものとして選択できたらと思います。