インバウンドとは海外から旅行で訪れることを言いますが、もはや日本の至る所で聞く言葉になってきました。政府は、訪日外国人旅行者の受入環境整備として、2020年、訪日外国人旅行者を4000万人にという政策を打ち出しました。
政府は『観光先進国』への新たな国づくりに向けて、平成28年3月30日に『明日の日本を支える観光ビジョン構想会議』において、新たな観光ビジョン『明日の日本を支える観光ビジョン』を策定しました。
日本政府観光局発表の「ビジット・ジャパン事業開始以降の訪日客数の推移」を見ると、2003年には約521万人だった訪日外国人旅行客数が、2016年には約2404万人と約5倍に増えており、昨年2017年はさらに2869万人と増加の一途をたどっています。
人口の約7割はムスリムといわれるアジア圏からの訪日客は、全体の3/4を占めており、迎える側としてのムスリム対応についての準備が課題となっています。
人口の6割がムスリムのマレーシアからは約44万人、9割のインドネシアからは約35万人で、5年前と比べ、それぞれ3倍以上になっています。ムスリムの多い東南アジアは現在経済成長気を迎えており、何年か後には中国人客を上回るとの予想も出ています。
インバウンドで訪日したお客様を日本の魅力でもてなせるよう、ハラルを充実させ、また行きたいと言っていただけるようにしたいですね。